The Lady Vanishes
International Filmというクラスを取っているので、学校で映画を見る事もあります。
はじめのうちはサイレントムービーで、声と字幕が一致しない映画を見ていて、古臭くて面白くなかったのですが、今回観たのは面白かった。ヒッチコックがイギリス時代に撮った映画 "The Lady Vanishes" という映画です。邦題は「バルカン超特急」だそうです。(リンクはWikipediaです)。リンク先も下記の文章もネタバレありなので、これから観るつもりの方はご注意くださいね。

ヒッチコックの作品、ということで、スリラーものを想像していましたが、この映画はちっとも怖くなかったです。冒頭、ドイツ語の会話からスタートするんですが、ドイツ語、字幕がなかった!それ以外のほとんどが英語のため、「ドイツ語がわからない」という感覚を観客にも味合わせたかったんでしょう。わかりやすい話だったから意味はわかったけど、わたしとしてはそんなのより英語字幕がほしかったなー。そりゃ、アメリカですから、大多数の人が英語字幕は不要ですから、先生もつけなかったんでしょうけど、あったって困んないじゃんねえ・・・・・・。

邦題では想像がつきませんが、英語のタイトルからは、なんとなくストーリーが想像できます。女の人がいなくなるのかぁ・・・と思いながら待つこと数十分。段々イライラしてきた。冒頭のユーモラスな部分は半分はしょっていい!事件が起こるまでが長すぎる!

これまでクラスで観た映画はサイレントムービーだったので、それと比べると、クオリティは当然高いです。カメラワークにまで気を使うようになった、と言ったらいいんでしょうか。こだわってるなーという画像の処理があちこちに見られました。たとえば電車と女性の顔を重ねたり、ぼやけた映像に切り替えたり。あと、カメラを人間の目線のように扱かったり。

でも、プロットについては不十分な点が多かったです。電車という密室だったのにもかかわらず犯行にかかわっていた人間が多すぎる。閉ざされた空間の中での事件なのだから、それを活用して、犯人はたったひとりにするべきでしょう。みんなが何らかの形で事件にかかわっていて、主人公以外はみんな犯人寄りかよ・・・とちょっとあきれた。また、張られた伏線も解消されずに映画が終わっています。物置部屋で乱闘し、箱の中に閉じ込めた男性はどのようにして脱出したんでしょう?食堂車の窓ガラスに映った名前。あれも、どうやって、何のためにあのタイミングでわざわざ出して、消したんでしょう?

最後は銃撃戦となりますが、ほとんどギャクです。白いハンカチを持って降伏しようと電車を降りた人が、思いっきり速攻で撃ち殺されるし。その殺され方、というか、倒れ方が志村けんが舞台でお笑いをやるようなわざとらしさで不謹慎なのに笑えてしまう。まあ、夢オチじゃなかっただけ、くさってもヒッチコック、という印象を受けました。面白かったから、このままペーパーを書いてしまおうと思って、考えたネタの活用です。先日書こうと思って映画館にまで行った "Letters from Iwo Jima" は全然書けない。戦争映画はやっぱりムズカシイ。
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by naokochin1 | 2007-02-13 14:23 | Books & Movies


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