「星の王子様」
最近(でももうないけど)、著作権が切れたようで、
いろんな人が翻訳に挑戦している作品です。

新訳版はどんなものかと、本屋さんでいくつか立ち読みしてきましたが、
個人的には、どれもイマイチ。
昔の訳本は、行間をかなり想像しなければならなくて、
難しいなと思いながらも、自分なりの解釈を見つけながら読んだように思うのですが、
新しいほうは、行間が消えちゃったかんじ。
子供が背伸びしないで読める絵本と変わらない気がします。
よくないゾ、こういう傾向は。
というわけで、わたしは旧訳擁護派です。

ちなみに、わたしが初めて読んだのは小学生のときです。
すごくいいお話~と、思っていたので、
高校に入って、おともだちに貸してあげたんです。

読み終わった本を返してくれながら彼女は、こう言いました。
「いいお話なのはすごくよくわかったけど、
これを読んで感動できるほど子供でもなかった」
って。

そのときは、思ったんです。
「あぁ確かにね~」
高校生、オトナぶりたい時期でしたから。
でも今、読み返してみると、
大人(世間的には)になった今のほうが、
なんだか身につまされるかんじがします。
忘れていたことを思い出させられたようなかんじ。

たいせつなことは、目に見えないもので、
心で見なきゃ、本当のことは見えなくて・・・

見逃しているものがたくさんありそうだなあって、
あらためて思いました。

e0055091_15552527.jpg「星の王子様」
サン・テグジュペリ 
内藤濯 訳
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by naokochin1 | 2006-02-27 15:51 | Books & Movies


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